問1 ★
(1)
(2)
上の各式の値を求めなさい。
答えを見る答えを閉じる
(1) (2)
(1) すべて の累乗に直します。,,, なので
(2) , です。
目次 / 数検対策(準2級・2級・準1級) / 数検2級
—— 指数関数・対数関数 第1〜7章の「指数の拡張・指数関数・対数とその性質・対数関数・方程式と不等式・常用対数」を、数検2級の出題形式で ——
数検2級の「指数関数・対数関数」の類題です。累乗根と対数の計算、底の変換、指数・対数の方程式と不等式、置きかえによる最大・最小、常用対数による桁数と小数首位までを20問にまとめました。2次(数理技能)では、$t = 2^x$ や $t = \log_2 x$ と置きかえたら $t$ の範囲を最初に書くこと、対数の式をまとめる前に真数条件を書くこと、底が $1$ より小さいときに不等号の向きを逆にすることを練習します。問20では、数と式の分野で学ぶ解と係数の関係を使います。
この章の問題は、「底をそろえて指数・対数を正確に計算する力」と、「置きかえた文字の範囲と真数条件を書き落とさずに、2次関数や不等式の問題へ持ちこむ力」の2本柱です。
難易度マークは ★=基礎、★★=標準、★★★=難問です。★から順に取り組みましょう。
問1 ★
(1)
(2)
上の各式の値を求めなさい。
(1) (2)
(1) すべて の累乗に直します。,,, なので
(2) , です。
問2 ★
(1)
(2)
上の各式の値を求めなさい。
(1) (2)
(1) なので、 でくくります。
(2) 底をそろえます。 なので
問3 ★
の値を求めなさい。
真数と底を素数の累乗に直すと、, です。
底の変換公式より なので、値は です。
問4 ★
方程式 の解を求めなさい。
()とおくと、, です。
はどちらも を満たします。 より , より なので です。
問5 ★
方程式 の解を求めなさい。
真数条件は かつ より です。
左辺の底を にそろえると、 なので
よって より ,。 を満たすのは です。
問6 ★
不等式 を満たす の値の範囲を求めなさい。
底を にそろえます。左辺は ,右辺は です。底 は より大きいので、指数の大小は向きを変えずに比べます。
よって です。
問7 ★
不等式 を満たす の値の範囲を求めなさい。
真数条件は かつ より です。
左辺は です。底 は より小さいので、真数の大小は逆になります。
と の共通部分をとって です。
問8 ★
, とします。
(1) は何桁の数か
(2) を小数で表したとき、小数第何位に初めて でない数字が現れるか
上の各問いの答えを求めなさい。
(1) 桁 (2) 小数第 位
(1) です。 なので、 桁です。
(2) を使います。
なので、小数第 位に初めて でない数字が現れます。
問9 ★★
関数 ()の最大値と最小値、およびそのときの の値を求めなさい。
で最大値 , で最小値
とおきます。 は右上がりなので、 より
, なので
軸 は区間 の中にあります。軸から遠い端は (軸との差 )で、(差 )より遠いので
よって , です。
問10 ★★
関数 ()の最大値と最小値、およびそのときの の値を求めなさい。
で最大値 , で最小値
なので、 です。 とおくと
は右上がりなので、 より です。
軸 は区間の中にあり、両端 , は軸から同じ だけ離れています。
よって , です。
問11 ★★
のとき、 の最小値と、そのときの の値を求めなさい。
で最小値
底を にそろえると です。 とおくと、 より です。
, なので、相加平均と相乗平均の関係より
等号は ,すなわち で より のときに成り立ちます。このとき です。
よって です。
( を確かめずに相加平均と相乗平均の関係を使うのは誤りです。 なら となり、式の値は負になります。)
問12 ★★
連立方程式 , の解を求めなさい。
または
真数条件は , です。, とおくと
, は2次方程式 の2つの解なので、 より です。
どちらも真数条件を満たすので、 です。
問13 ★★
,, を小さい順に並べた結果を求めなさい。
まず底と真数をそろえて簡単にします。
と です。, で なので 。底 より です。
と です。, で なので 。底 より です。
よって です。
問14 ★★
, とします。ある薬品の量は、1年ごとにその時点の量の ずつ減ります。量が初めてもとの量の半分より少なくなるのは何年後かを求めなさい。
年後
年後の量はもとの量の 倍なので、 を満たす最小の自然数 を求めます。両辺の常用対数をとると(底 なので向きはそのまま)
なので
の両辺を負の数 で割ると、不等号の向きが逆になります。
これを満たす最小の自然数は なので、 年後です。
(確かめ:実際の値は , です。)
問15 ★★
, とします。 が 桁の数となる自然数 を求めなさい。また、その について を小数で表したとき、小数第何位に初めて でない数字が現れるか、およびその数字を求めなさい。
,小数第 位に初めて現れ、その数字は
です。 が 桁になる条件は
, なので、 を満たす自然数は だけです。
次に より
なので、小数第 位に初めて でない数字が現れます。
その数字は、 の の整数部分です。 より なので、数字は です。
問16 ★★
実数 が を満たすとき、 と の値、および の値を求めなさい。
,,
を使います。
に ,()を代入して
最後に ()とおくと、 より です。
なので は不適で、 です。よって です。
問17 ★★★
を定数とします。 の方程式 が の範囲に異なる2つの解をもつような の値の範囲を求めなさい。
なので です。 とおくと、 より で、方程式は
となります。 は と が1つずつ対応するので、「 の解の個数」は「 の解 の個数」に等しくなります。
そこで、()のグラフと直線 の共有点の個数を調べます。
共有点が2つになるのは、直線 が左右の両方の部分と、頂点以外で交わるときです。
よって です。( のとき ,すなわち の2つで、条件を満たします。)
問18 ★★★
を定数とします。関数 の最小値を求めなさい。
のとき , のとき
とおきます。, なので、相加平均と相乗平均の関係より
等号は ,すなわち のときです。また は 以上のすべての値をとります( とおくと は で、 なら正の解 をもちます)。
なので
軸 と区間 の位置で場合分けします。
よって です。
問19 ★★★
を定数とします。すべての実数 に対して不等式 が成り立つような の値の範囲を求めなさい。
とおくと、 がすべての実数を動くとき、 は のすべての値を動きます。問題は「 のすべての で 」となります。
で、軸は です。
のとき 軸が区間 の左側(または境目)にあるので、 で は増加します。 は区間に含まれないので、条件は
( でも、 では です。) と合わせて 。
のとき 軸が区間の中にあるので、最小値 が正であることが条件です。
と合わせて 。
2つの場合を合わせて です。
問20 ★★★
実数 , が を満たすとき、 のとりうる値の範囲を求めなさい。
, とおくと , で、条件は です。
, とおくと、 なので
, は2次方程式 の2つの解です。逆に、 が正の実数解を2つ(重解も含む)もてば、それを , として , が定まります。 が2つの正の解をもつ条件は
です。 を代入して順に調べます。
まとめて です。よって です。
( は ,すなわち のときにとります。 は、, の一方が になる場合なのでとりません。)
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