問1 ★
二次方程式 の解を求めなさい。
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の係数が偶数なので、 の形の解の公式を使います。根号の中は なので
よって です。
目次 / 数検対策(準2級・2級・準1級) / 数検準2級
—— 二次関数 第5〜8章の「二次方程式・判別式・二次不等式・解の配置」を、数検準2級の出題形式で ——
数検準2級の「二次不等式」の類題です。二次方程式の解の公式、判別式による共有点の個数と接線、二次不等式(連立・文章題・整数解)、すべての $x$ で成り立つ条件、解の配置、文字を分離した解の個数までを20問にまとめました。2次(数理技能)では、「判別式・軸・端の値」の条件を箇条書きに並べてから共通部分をとること、定義域の端を含むかどうかを書き添えること、場合分けの境目の値を実際に解いて確かめることを練習します。j12 の「十分条件」は数と式 第6章の言葉を使います。
この章の問題は、「式の条件をグラフの言葉(交わる・接する・端の上下)に翻訳する力」と、「境目の値を実際に確かめる丁寧さ」で決まります。
難易度マークは ★=基礎、★★=標準、★★★=難問です。★から順に取り組みましょう。
問1 ★
二次方程式 の解を求めなさい。
の係数が偶数なので、 の形の解の公式を使います。根号の中は なので
よって です。
問2 ★
二次関数 のグラフが 軸に接するように、定数 の値を定め、そのときの接点の座標を求めなさい。
のとき接点 , のとき接点
軸に接する条件は です。
より です。接点の 座標は頂点の 座標 です。
よって です。
問3 ★
二次不等式 の解を求めなさい。
たすき掛けで因数分解します。
軸との交点は で、 なので内側(端を含む)です。よって です。
確かめ: を代入すると で成り立ちます。
問4 ★
二次不等式 の解を求めなさい。
両辺に を掛けると、不等号の向きが変わります。
の解は です。 なので外側をとり、 です。
確かめ:(内側)では となり成り立たないので、内側が解でないことと合っています。
問5 ★
二次不等式 の解を求めなさい。
左辺は平方の形になります。
はつねに成り立つので、 となるのは のときだけです。よって です。
グラフで見ると、 は 軸に点 で接し、 軸以下になるのはその 1 点だけです。
問6 ★
連立不等式 を満たす の値の範囲を求めなさい。
それぞれを解きます。
数直線で共通部分をとると です。端の , は含まず、, は含みます。
問7 ★
すべての実数 について が成り立つような、定数 の値の範囲を求めなさい。
の係数 は正なので、グラフは下に凸です。つねに 軸より上にある条件は です。
よって です。
問8 ★
二次不等式 の解が となるように、定数 , の値を定めなさい。
解が内側の形なので、グラフは上に凸で です。解が になる二次不等式は、 を使って
と書けます。係数を比べると , なので , です。 も満たします。
よって です。
確かめ: は となり、解は です。
問9 ★★
を定数とします。放物線 と直線 の共有点の個数を、 の値によって場合分けして求めなさい。
のとき 個, のとき 個, のとき 個
を消去すると
共有点の個数は、この二次方程式の異なる実数解の個数に等しくなります。判別式は
補足:直線は と変形でき、 によらず点 を通ります。 では で接点 , では で接点 です。
問10 ★★
縦 m,横 m の長方形の土地に、縦と横に平行な同じ幅の道を 1 本ずつ、十字に交わるようにつくります。道を除いた土地の面積を m² 以上にするとき、道の幅を m として、 の値の範囲を求めなさい。
道の幅は正で、縦の長さより短いので です。
道を土地の端に寄せて考えても残りの面積は変わらないので、残りは縦 m,横 m の長方形の面積に等しくなります。条件は
展開して整理します。
これを解くと です。 との共通部分をとり、 です。
確かめ: のとき で、ちょうど条件の境目です。
問11 ★★
不等式 を満たす整数 がちょうど 個となるような、定数 の値の範囲を求めなさい。
とおきます。グラフは直線 に関して対称なので、解の範囲も を中央にもちます。解があるとき、整数解は を中心に左右同じ個数ずつ増えるので、ちょうど 個になるのは整数解が のときです。
その条件は、 では成り立ち、 では成り立たないことです。対称性から と だけ調べれば十分です。
から も成り立つので、整数解は のちょうど 個です。よって です。
確かめ: では で ,整数は 。 では で整数は だけになります。
問12 ★★
であることが、 であるための十分条件となるような、定数 の値の範囲を求めなさい。
の解は です。十分条件になるとは、「 を満たすすべての で が成り立つ」ことです。
は下に凸なので、区間 での最大値は両端のどちらかでとります。したがって条件は、両端で 以下になることです。
よって です。
確かめ: のとき の解は で、 を含みます。
問13 ★★
二次方程式 が異なる 2 つの解をもち、それらがともに より大きくなるような、定数 の値の範囲を求めなさい。
とおきます。グラフは下に凸で、軸は直線 です。求める条件は次の 3 つです。
(i) 判別式: より 。
(ii) 軸: より 。
(iii) 端の値: で、これは によらずつねに成り立ちます。
(i),(ii) の共通部分をとり、 です。
確かめ: のとき で、解 はともに より大きくなります。
問14 ★★
二次方程式 の 1 つの解が の範囲に、他の解が の範囲にあるような、定数 の値の範囲を求めなさい。
とおきます。グラフは下に凸なので、条件は での値の符号が「正・負・負・正」となることです。
共通部分をとり、 です。 と から に解が 1 つ、 と から に解が 1 つあり、二次方程式の解は 2 つまでなので、これで条件どおりになります。
確かめ: のとき の解は ,つまり約 と約 です。
問15 ★★
を定数とします。 の方程式 の の範囲にある解の個数を、 の値によって場合分けして求めなさい。
のとき 個, および のとき 個, のとき 個
文字 を右辺に分離します。
解の個数は、 のグラフと直線 の共有点の個数です。グラフは頂点 ,左端 (含まない),右端 (含む)です。
直線 を下から動かして数えます。
を に直してまとめます。
問16 ★★
点 を通り、放物線 に接する直線の方程式と、そのときの接点の座標をすべて求めなさい。
(接点 ),(接点 )
直線 は放物線と 1 点で交わるだけで接線ではないので、傾きを として とおきます。 を消去すると
接する条件は、この方程式が重解をもつことです。
より です。重解は です。
確かめ: で放物線は ,直線は です。
問17 ★★★
二次方程式 の異なる 2 つの解がともに の範囲にあるような、定数 の値の範囲を求めなさい。
とおきます。グラフは下に凸で、軸は直線 です。条件は次の 4 つです。
(i) 判別式: より 。
(ii) 軸:。
(iii) 左端: より 。
(iv) 右端: より 。
(i) と (ii) の共通部分は で、これに (iii),(iv) を合わせて です()。
範囲がとても狭いので、確かめておきます。 のとき で、 の解は ,つまり約 と約 です。どちらも に入ります。
問18 ★★★
2 つの二次方程式 , について、次の (1),(2) を考えます。
(1) 少なくとも一方が実数解をもつ
(2) 一方だけが実数解をもつ
上の (1),(2) となるような定数 の値の範囲を、それぞれ求めなさい。
(1) (2)
はじめの方程式の判別式を ,あとの方程式の判別式を とします。
となるのは です。この範囲を とします。
は なので です。この範囲を とします。
(1) と の和集合です。数直線で合わせると と がつながるので、 です。
(2) (1) の範囲から、両方が実数解をもつ範囲( と の共通部分)を除きます。共通部分は の 1 点だけです。
よって です。
確かめ: のとき、2 つの方程式は , となり、どちらも重解 をもつので「一方だけ」に当たりません。
問19 ★★★
を定数とします。方程式 の異なる実数解の個数を、 の値によって場合分けして求めなさい。
のとき 個, のとき 個, と のとき 個, のとき 個, のとき 個
解の個数は、 のグラフと、傾き の直線 の共有点の個数です。
は、 では , では で、点 , で折れ曲がった W の形です。
直線を下から上へ平行に動かすときの境目を求めます。
(外側の部分 との は で、接点 は に入らないので境目になりません。)
境目ごとに方程式を解いて確かめます。
間の範囲では、直線は で中央と右側に 点ずつ、 で中央に 点と左右に 点ずつ、 で左右に 点ずつ交わります。 では直線が点 より下を通り、共有点はありません。
問20 ★★★
を定数とします。放物線 の の部分と、点 を通り傾きが の直線の共有点の個数を、 の値によって場合分けして求めなさい。
のとき 個, と のとき 個, のとき 個
直線は です。 を消去して
の にある解の個数を数えます。 は下に凸で、軸は ,端の値は
判別式は で、 となるのは です。
の値で場合を分けます。
まとめると
図で見ると、点 を中心に直線を回し、放物線の端 , を通るときと、放物線に接するときが境目です。
この章の学習が終わったら
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