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第7章 準2級 整数の性質

—— 整数の性質 第1〜3・5・6章の「約数と倍数・互除法・一次不定方程式・余りと合同式・整数の方程式」を、数検準2級の出題形式で ——

数検準2級の「整数の性質」の類題です。素因数分解と約数の個数、最大公約数と最小公倍数、ユークリッドの互除法、一次不定方程式、余りによる分類と合同式、循環小数と無理数、整数の方程式までを20問にまとめました。n 進法(整数の性質 第4章)は8章で扱います。2次(数理技能)では、「$a = ga'$,$b = gb'$ とおく」「互いに素だから」「余りで分類すると」のように、使う道具と根拠を一言ずつ書き添えることを練習します。

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出題のポイント

この章で使う道具(整数の性質 第1〜3・5・6章)
  • 素因数分解:NN=paqbrc{}= p^a q^b r^c なら、正の約数の個数は (a+1)(b+1)(c+1)(a + 1)(b + 1)(c + 1)、総和は 3 つの和 11+p{}+ p+⋯{}+ \cdots+pa{}+ p^a,11+q{}+ q+⋯{}+ \cdots+qb{}+ q^b,11+r{}+ r+⋯{}+ \cdots+rc{}+ r^c の積。
  • 最大公約数 gg と最小公倍数 ll:aa=ga′{}= ga',bb=gb′{}= gb'(a′a',b′b' は互いに素)とおくと ll=ga′b′{}= ga'b',abab=gl{}= gl。
  • 倍数の判定:44 は下2けた、88 は下3けた、33 と 99 は各位の数字の和、1111 は各位の数字を交互に足し引きした値で判定します。
  • 互除法:aa=bq{}= bq+r{}+ r のとき、「aa と bb の最大公約数」=「bb と rr の最大公約数」。
  • 一次不定方程式 axax+by{}+ by=c{}= c:特殊解を1組見つけ、辺ごとに引いて a(x−x0)a(x - x_0)=b(y0−y){}= b(y_0 - y) とし、aa,bb が互いに素であることから一般解を導きます。
  • 合同式:aa≡b(modm){}\equiv b \pmod{m} なら、両辺に同じ数を足す・掛ける・累乗することができます。割り算は法と互いに素な数に限ります。
  • 余りによる分類:nn=3k{}= 3k,3k3k±1{}\pm 1 のように場合を分けると、すべての整数を調べたことになります。
  • 整数の方程式:積の形 (  )(  )(\ \ )(\ \ )=整数{}= \text{整数} にする・不等式で範囲を絞る・余りで調べる、の3つが基本です。

この章の問題は、「どの文字が整数で、どの2数が互いに素か」を最初に書き出しておくと、使う道具が自然に決まります。

類題(全20問)

難易度マークは ★=基礎、★★=標準、★★★=難問です。★から順に取り組みましょう。

問1 ★

756n\sqrt{\dfrac{756}{n}} が自然数となるような自然数 nn を、すべて求めなさい。

つまずいたときは:
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答え

nn=21,{}= 21, 84,\ 84, 189,\ 189, 756\ 756

解説

756756=22⋅33⋅7{}= 2^2 \cdot 3^3 \cdot 7 です。756n\dfrac{756}{n}=m2{}= m^2(mm は自然数)となるので、m2m^2 は 756756 の約数である平方数です。

756756 の約数のうち平方数は、22 の指数が 00 か 22、33 の指数が 00 か 22、77 の指数が 00 のものなので、m2m^2=1,{}= 1, 4,\ 4, 9,\ 9, 36\ 36 の4つです。

n\displaystyle n=756m2\displaystyle {}= \frac{756}{m^2}=756,\displaystyle {}= 756, 189,\displaystyle \ 189, 84,\displaystyle \ 84, 21\displaystyle \ 21

よって n=21,‾\underline{\rule[-0.1944em]{0em}{0.8389em}n = 21,} 84,‾\underline{\rule[-0.1944em]{0em}{0.8389em}\ 84,} 189,‾\underline{\rule[-0.1944em]{0em}{0.8389em}\ 189,} 756‾\underline{\rule[-0.1944em]{0em}{0.8389em}\ 756} です。

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問2 ★

10081008 の正の約数の個数を求めなさい。また、そのうち 33 の倍数であるものの個数を求めなさい。

つまずいたときは:
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答え

約数の個数 3030 個,33 の倍数 2020 個

解説

10081008=24⋅32⋅7{}= 2^4 \cdot 3^2 \cdot 7 です。正の約数は 2a⋅3b⋅7c2^a \cdot 3^b \cdot 7^c(00≦a{}\leqq a≦4{}\leqq 4,00≦b{}\leqq b≦2{}\leqq 2,00≦c{}\leqq c≦1{}\leqq 1)の形なので、個数は

(4+1)(2+1)(1+1)\displaystyle (4 + 1)(2 + 1)(1 + 1)=30 個‾\displaystyle {}= \underline{30 \text{ 個}}

33 の倍数であるのは bb=1,{}= 1, 2\ 2 のときなので、bb の選び方が 22 通りになり

5×2×2\displaystyle 5 \times 2 \times 2=20 個‾\displaystyle {}= \underline{20 \text{ 個}}
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問3 ★

108108,180180,252252 の最大公約数と最小公倍数を求めなさい。

つまずいたときは:
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答え

最大公約数 3636,最小公倍数 37803780

解説
108\displaystyle 108=22⋅33,\displaystyle {}= 2^2 \cdot 3^3,180\displaystyle 180=22⋅32⋅5,\displaystyle {}= 2^2 \cdot 3^2 \cdot 5,252\displaystyle 252=22⋅32⋅7\displaystyle {}= 2^2 \cdot 3^2 \cdot 7

最大公約数は、3つに共通する素因数を指数の最も小さいもので掛けて 22⋅322^2 \cdot 3^2=36‾{}= \underline{36} です。

最小公倍数は、どれかに現れる素因数を指数の最も大きいもので掛けて 22⋅33⋅5⋅72^2 \cdot 3^3 \cdot 5 \cdot 7=3780‾{}= \underline{3780} です。

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問4 ★

互除法を用いて、11471147 と 15171517 の最大公約数を求めなさい。また、最小公倍数を求めなさい。

つまずいたときは:
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答え

最大公約数 3737,最小公倍数 4702747027

解説
1517\displaystyle 1517=1147×1\displaystyle {}= 1147 \times 1+370\displaystyle {}+ 3701147\displaystyle 1147=370×3\displaystyle {}= 370 \times 3+37\displaystyle {}+ 37370\displaystyle 370=37×10\displaystyle {}= 37 \times 10

よって最大公約数は 37‾\underline{37} です。

11471147=37×31{}= 37 \times 31,15171517=37×41{}= 37 \times 41 で、3131 と 4141 は互いに素なので、最小公倍数は

37×31×41\displaystyle 37 \times 31 \times 41=47027‾\displaystyle {}= \underline{47027}
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問5 ★

方程式 17x17x−12y{}- 12y=3{}= 3 の整数解をすべて求めなさい。

つまずいたときは:
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答え

xx=12t{}= 12t+3,{}+ 3,yy=17t{}= 17t+4{}+ 4(tt は整数)

解説

xx=3{}= 3,yy=4{}= 4 は 17×317 \times 3−12×4{}- 12 \times 4=51{}= 51−48{}- 48=3{}= 3 を満たすので、1組の解です。

17x\displaystyle 17x−12y\displaystyle {}- 12y=3\displaystyle {}= 317×3\displaystyle 17 \times 3−12×4\displaystyle {}- 12 \times 4=3\displaystyle {}= 3

辺ごとに引くと 17(x−3)17(x - 3)=12(y−4){}= 12(y - 4) です。1717 と 1212 は互いに素なので、xx−3{}- 3 は 1212 の倍数です。xx−3{}- 3=12t{}= 12t(tt は整数)とおくと yy−4{}- 4=17t{}= 17t となり

x=12t‾\displaystyle \underline{\rule[-0.25em]{0em}{1.0000em}x = 12t}+3,‾\displaystyle \underline{\rule[-0.25em]{0em}{1.0000em}{}+ 3,} y=17t‾\displaystyle \underline{\rule[-0.25em]{0em}{1.0000em}\ y = 17t}+4 (t は整数)‾\displaystyle \underline{\rule[-0.25em]{0em}{1.0000em}{}+ 4 \ (t \ \text{は整数})}
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問6 ★

320273^{2027} を 1111 で割った余りを求めなさい。

つまずいたときは:
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答え

99

解説

353^5=243{}= 243=11×22{}= 11 \times 22+1{}+ 1 なので、353^5≡1(mod11){}\equiv 1 \pmod{11} です。20272027=5×405{}= 5 \times 405+2{}+ 2 より

32027\displaystyle 3^{2027}=(35)405×32\displaystyle {}= \left(3^5\right)^{405} \times 3^2≡1405×9\displaystyle {}\equiv 1^{405} \times 9=9(mod11)\displaystyle {}= 9 \pmod{11}

よって余りは 9‾\underline{9} です。

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問7 ★

千の位の数字が 66、一の位の数字が 88 である4けたの自然数 NN が、7272 の倍数であるとき、NN をすべて求めなさい。

つまずいたときは:
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答え

NN=6048,{}= 6048, 6408,\ 6408, 6768\ 6768

解説

7272=8×9{}= 8 \times 9 で、88 と 99 は互いに素なので、NN が 88 の倍数かつ 99 の倍数であればよいです。百の位、十の位の数字を順に aa,bb とします。

  • 99 の倍数:各位の数字の和 66+a{}+ a+b{}+ b+8{}+ 8=a{}= a+b{}+ b+14{}+ 14 が 99 の倍数なので、aa+b{}+ b=4{}= 4 または 1313
  • 88 の倍数:下3けた 100a100a+10b{}+ 10b+8{}+ 8 が 88 の倍数です。100a100a+10b{}+ 10b+8{}+ 8=8(12a+b+1){}= 8(12a + b + 1)+4a{}+ 4a+2b{}+ 2b なので、4a4a+2b{}+ 2b が 88 の倍数、つまり 2a2a+b{}+ b が 44 の倍数

aa+b{}+ b=4{}= 4 のとき、(a, b)(a,\ b)=(0, 4),{}= (0,\ 4), (1, 3),\ (1,\ 3), (2, 2),\ (2,\ 2), (3, 1),\ (3,\ 1), (4, 0)\ (4,\ 0) のうち 2a2a+b{}+ b が 44 の倍数になるのは (0, 4)(0,\ 4),(4, 0)(4,\ 0) です。

aa+b{}+ b=13{}= 13 のとき、(a, b)(a,\ b)=(4, 9),{}= (4,\ 9), (5, 8),\ (5,\ 8), (6, 7),\ (6,\ 7), (7, 6),\ (7,\ 6), (8, 5),\ (8,\ 5), (9, 4)\ (9,\ 4) のうち 2a2a+b{}+ b が 44 の倍数になるのは (7, 6)(7,\ 6) だけです(2a2a+b{}+ b=20{}= 20)。

よって N=6048,‾\underline{\rule[-0.1944em]{0em}{0.8777em}N = 6048,} 6408,‾\underline{\rule[-0.1944em]{0em}{0.8777em}\ 6408,} 6768‾\underline{\rule[-0.1944em]{0em}{0.8777em}\ 6768} です。

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問8 ★

513\dfrac{5}{13} を小数で表したとき、小数第 100100 位の数字を求めなさい。

つまずいたときは:
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答え

66

解説

割り算をすると 513\dfrac{5}{13}=0.384615384615⋯{}= 0.384615384615\cdots=0.3˙84615˙{}= 0.\dot{3}8461\dot{5} で、循環節は 384615384615 の 66 けたです。

100100=6×16{}= 6 \times 16+4{}+ 4 なので、小数第 100100 位は循環節の 44 番目の数字で、6‾\underline{6} です。

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問9 ★★

2つの自然数 aa,bb(aa<b{}< b)の積が 14701470、最小公倍数が 210210 であるとき、aa,bb の組をすべて求めなさい。

つまずいたときは:
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答え

(a, b)(a,\ b)=(7, 210),{}= (7,\ 210), (14, 105),\ (14,\ 105), (21, 70),\ (21,\ 70), (35, 42)\ (35,\ 42)

解説

aa,bb の最大公約数を gg、最小公倍数を ll とすると abab=gl{}= gl なので

g\displaystyle g=1470210\displaystyle {}= \frac{1470}{210}=7\displaystyle {}= 7

aa=7a′{}= 7a',bb=7b′{}= 7b'(a′a',b′b' は互いに素な自然数で a′a'<b′{}< b')とおくと、ll=7a′b′{}= 7a'b' なので

7a′b′\displaystyle 7a'b'=210\displaystyle {}= 210より\displaystyle \text{より}a′b′\displaystyle a'b'=30\displaystyle {}= 30

3030 を2つの自然数の積に分ける組 (a′, b′)(a',\ b')=(1, 30),{}= (1,\ 30), (2, 15),\ (2,\ 15), (3, 10),\ (3,\ 10), (5, 6)\ (5,\ 6) は、どれも互いに素です。それぞれ 77 倍して

(a, b)=(7, 210),‾\displaystyle \underline{\rule[-0.25em]{0em}{1.0000em}(a,\ b) = (7,\ 210),} (14, 105),‾\displaystyle \underline{\rule[-0.25em]{0em}{1.0000em}\ (14,\ 105),} (21, 70),‾\displaystyle \underline{\rule[-0.25em]{0em}{1.0000em}\ (21,\ 70),} (35, 42)‾\displaystyle \underline{\rule[-0.25em]{0em}{1.0000em}\ (35,\ 42)}

「互いに素」の条件を確かめないと、a′b′a'b'=30{}= 30 で a′a',b′b' に公約数があるような組(この問題ではありません)を拾ってしまうことがあります。

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問10 ★★

nn を自然数とする。(1) 3n3n+4{}+ 4 と 2n2n+5{}+ 5 の最大公約数としてありうる値を、すべて求めなさい。(2) 3n3n+4{}+ 4 と 2n2n+5{}+ 5 の最大公約数が 11 より大きくなるような、5050 以下の自然数 nn の個数を求めなさい。

つまずいたときは:
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答え

(1) 1,1, 7\ 7 (2) 88 個

解説

(1) 「aa と bb の最大公約数」=「aa−kb{}- kb と bb の最大公約数」を用いて、最大公約数を変えない組を順に作ります。

(3n+4, 2n+5)\displaystyle (3n + 4,\ 2n + 5)→(2n+5, n−1)\displaystyle {}\to (2n + 5,\ n - 1)→(n−1, 7)\displaystyle {}\to (n - 1,\ 7)

1つ目は (3n+4)(3n + 4)−(2n+5){}- (2n + 5)=n{}= n−1{}- 1、2つ目は (2n+5)(2n + 5)−2(n−1){}- 2(n - 1)=7{}= 7 です。

よって求める最大公約数は「nn−1{}- 1 と 77 の最大公約数」に等しく、77 は素数なので、その値は 1 または 7‾\underline{1 \text{ または } 7} です(nn=2{}= 2 のとき 1010 と 99 で 11、nn=1{}= 1 のとき 77 と 77 で 77 となり、どちらも実際に現れます)。

(2) 最大公約数が 77 になるのは、nn−1{}- 1 が 77 の倍数のとき(nn−1{}- 1=0{}= 0 も含む)です。nn=7k{}= 7k+1{}+ 1(kk は 00 以上の整数)で

7k\displaystyle 7k+1\displaystyle {}+ 1≦50\displaystyle {}\leqq 50より\displaystyle \text{より}k\displaystyle k≦7\displaystyle {}\leqq 7

kk=0,{}= 0, 1,\ 1, …,\ \ldots, 7\ 7 の 8 個‾\underline{8 \text{ 個}} です。

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問11 ★★

77 で割ると 44 余り、1111 で割ると 66 余る3けたの自然数について、その個数と、最大のものを求めなさい。

つまずいたときは:
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答え

個数 1212 個,最大のもの 963963

解説

求める自然数を NN とすると、整数 xx,yy を用いて NN=7x{}= 7x+4{}+ 4=11y{}= 11y+6{}+ 6 と表せます。よって

7x\displaystyle 7x−11y\displaystyle {}- 11y=2\displaystyle {}= 2

xx=5{}= 5,yy=3{}= 3 は 3535−33{}- 33=2{}= 2 を満たすので、辺ごとに引いて 7(x−5)7(x - 5)=11(y−3){}= 11(y - 3) です。77 と 1111 は互いに素なので、xx−5{}- 5=11t{}= 11t(tt は整数)とおけて

N\displaystyle N=7(11t+5)\displaystyle {}= 7(11t + 5)+4\displaystyle {}+ 4=77t\displaystyle {}= 77t+39\displaystyle {}+ 39

NN が3けたなので 100100≦77t{}\leqq 77t+39{}+ 39≦999{}\leqq 999、つまり 6161≦77t{}\leqq 77t≦960{}\leqq 960 です。77×177 \times 1=77{}= 77,77×1277 \times 12=924{}= 924,77×1377 \times 13=1001{}= 1001 より、tt=1,{}= 1, 2,\ 2, …,\ \ldots, 12\ 12 です。

よって個数は 12 個‾\underline{12 \text{ 個}}、最大のものは tt=12{}= 12 のときの 77×1277 \times 12+39{}+ 39=963‾{}= \underline{963} です。

(確かめ)963963=7×137{}= 7 \times 137+4{}+ 4=11×87{}= 11 \times 87+6{}+ 6

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問12 ★★

整数 aa,bb について、a2a^2+b2{}+ b^2 が 33 の倍数ならば、aa,bb はともに 33 の倍数であることを示しなさい。

つまずいたときは:
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答え

対偶「aa,bb の少なくとも一方が 33 の倍数でないならば、a2a^2+b2{}+ b^2 は 33 の倍数でない」を、平方数を 33 で割った余りで示す。

解説

方針 対偶を示します。

準備 整数 nn は、kk を整数として nn=3k{}= 3k,3k3k±1{}\pm 1 のいずれかで表せます。

  • nn=3k{}= 3k のとき n2n^2=3⋅3k2{}= 3 \cdot 3k^2 で、33 で割った余りは 00
  • nn=3k{}= 3k±1{}\pm 1 のとき n2n^2=9k2{}= 9k^2±6k{}\pm 6k+1{}+ 1=3(3k2±2k){}= 3(3k^2 \pm 2k)+1{}+ 1 で、余りは 11(複号同順)

つまり、n2n^2 を 33 で割った余りは、nn が 33 の倍数なら 00、そうでなければ 11 です。

証明 aa,bb の少なくとも一方が 33 の倍数でないとします。

  • 一方だけが 33 の倍数でないとき、a2a^2+b2{}+ b^2 を 33 で割った余りは 00+1{}+ 1=1{}= 1
  • 両方とも 33 の倍数でないとき、a2a^2+b2{}+ b^2 を 33 で割った余りは 11+1{}+ 1=2{}= 2

どちらの場合も a2a^2+b2{}+ b^2 は 33 の倍数ではありません。対偶が真なので、もとの命題も真です。(証明終)

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問13 ★★

2xy2xy−x{}- x+4y{}+ 4y=9{}= 9 を満たす整数 xx,yy の組をすべて求めなさい。

つまずいたときは:
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答え

(x, y)(x,\ y)=(−9, 0),{}= (-9,\ 0), (−3, −3),\ (-3,\ -3), (−1, 4),\ (-1,\ 4), (5, 1)\ (5,\ 1)

解説

(x+2)(2y−1)(x + 2)(2y - 1)=2xy{}= 2xy−x{}- x+4y{}+ 4y−2{}- 2 なので、方程式の両辺から 22 を引いて

(x+2)(2y−1)\displaystyle (x + 2)(2y - 1)=7\displaystyle {}= 7

xx+2{}+ 2,2y2y−1{}- 1 は整数で、積が 77 なので、77 の約数の組を考えます。2y2y−1{}- 1 は奇数ですが、77 の約数 ±1\pm 1,±7\pm 7 はすべて奇数なので、どの組も除かれません。

x+2x + 21177−1-1−7-7
2y−12y - 17711−7-7−1-1
xx−1-155−3-3−9-9
yy4411−3-300

よって (x, y)=(−9, 0),‾\underline{\rule[-0.25em]{0em}{1.0000em}(x,\ y) = (-9,\ 0),} (−3, −3),‾\underline{\rule[-0.25em]{0em}{1.0000em}\ (-3,\ -3),} (−1, 4),‾\underline{\rule[-0.25em]{0em}{1.0000em}\ (-1,\ 4),} (5, 1)‾\underline{\rule[-0.25em]{0em}{1.0000em}\ (5,\ 1)} です。

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問14 ★★

2x\dfrac{2}{x}+3y{}+ \dfrac{3}{y}=1{}= 1 を満たす自然数 xx,yy の組をすべて求めなさい。

つまずいたときは:
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答え

(x, y)(x,\ y)=(3, 9),{}= (3,\ 9), (4, 6),\ (4,\ 6), (5, 5),\ (5,\ 5), (8, 4)\ (8,\ 4)

解説

両辺に xyxy を掛けると 2y2y+3x{}+ 3x=xy{}= xy、つまり xyxy−3x{}- 3x−2y{}- 2y=0{}= 0 です。両辺に 66 を足して

(x−2)(y−3)\displaystyle (x - 2)(y - 3)=6\displaystyle {}= 6

xx,yy は自然数なので xx−2{}- 2≧−1{}\geqq -1,yy−3{}- 3≧−2{}\geqq -2 です。

  • xx−2{}- 2,yy−3{}- 3 がともに負の場合:xx−2{}- 2=−1{}= -1 となり yy−3{}- 3=−6{}= -6 ですが、yy−3{}- 3≧−2{}\geqq -2 に反します。
  • 一方だけが負の場合:積が負になり、66 になりません。

したがって xx−2{}- 2,yy−3{}- 3 はともに正の約数の組です。

x−2x - 211223366
y−3y - 366332211

よって (x, y)=(3, 9),‾\underline{\rule[-0.25em]{0em}{1.0000em}(x,\ y) = (3,\ 9),} (4, 6),‾\underline{\rule[-0.25em]{0em}{1.0000em}\ (4,\ 6),} (5, 5),‾\underline{\rule[-0.25em]{0em}{1.0000em}\ (5,\ 5),} (8, 4)‾\underline{\rule[-0.25em]{0em}{1.0000em}\ (8,\ 4)} です。

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問15 ★★

3\sqrt{3} が無理数であることを用いて、等式 (2+3)a(2 + \sqrt{3})a+(1−3)b{}+ (1 - \sqrt{3})b=5{}= 5 を満たす有理数 aa,bb を求めなさい。

つまずいたときは:
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答え

aa=53,{}= \dfrac{5}{3},bb=53{}= \dfrac{5}{3}

解説

等式を整理すると

(2a+b−5)\displaystyle (2a + b - 5)+(a−b)3\displaystyle {}+ (a - b)\sqrt{3}=0\displaystyle {}= 0

aa−b{}- b≠0{}\neq 0 と仮定すると 3\sqrt{3}=−2a+b−5a−b{}= -\dfrac{2a + b - 5}{a - b} となります。aa,bb は有理数なので右辺は有理数になり、3\sqrt{3} が無理数であることに反します。

よって aa−b{}- b=0{}= 0 で、このとき 2a2a+b{}+ b−5{}- 5=0{}= 0 も成り立ちます。aa=b{}= b を代入して 3a3a=5{}= 5 なので

a=53,‾\displaystyle \underline{\rule[-0.686em]{0em}{2.0074em}a = \frac{5}{3},} b=53‾\displaystyle \underline{\rule[-0.686em]{0em}{2.0074em}\ b = \frac{5}{3}}

「aa,bb が有理数だから右辺も有理数」の一言が、この問題の要です。

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問16 ★★

2n2^n+3n{}+ 3^n が 55 の倍数となるような自然数 nn の条件を求めなさい。

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答え

nn が奇数

解説

33≡−2(mod5){}\equiv -2 \pmod{5} なので 3n3^n≡(−2)n(mod5){}\equiv (-2)^n \pmod{5} です。

  • nn が奇数のとき:(−2)n(-2)^n=−2n{}= -2^n なので 2n2^n+3n{}+ 3^n≡2n{}\equiv 2^n−2n{}- 2^n=0(mod5){}= 0 \pmod{5} で、55 の倍数です。
  • nn が偶数のとき:(−2)n(-2)^n=2n{}= 2^n なので 2n2^n+3n{}+ 3^n≡2⋅2n{}\equiv 2 \cdot 2^n=2n+1(mod5){}= 2^{n+1} \pmod{5} です。2n+12^{n+1} の素因数は 22 だけなので、55 の倍数ではありません。

よって条件は n が奇数‾\underline{n \text{ が奇数}} です。

(別解)nn が奇数のとき、ana^n+bn{}+ b^n は aa+b{}+ b で割り切れる(もう一方の因数は an−1a^{n-1}−an−2b{}- a^{n-2}b+⋯{}+ \cdots+bn−1{}+ b^{n-1})ので、2n2^n+3n{}+ 3^n は 22+3{}+ 3=5{}= 5 の倍数です。偶数のときは、2n2^n と 3n3^n を 55 で割った余りの表(nn=1,{}= 1, 2,\ 2, 3,\ 3, 4\ 4 で 2,2, 4,\ 4, 3,\ 3, 1\ 1 と 3,3, 4,\ 4, 2,\ 2, 1\ 1、以後くり返し)から、和の余りが 33 か 22 になることを確かめます。

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問17 ★★★

pp を 77 以上の素数とする。(1) p2p^2−1{}- 1 は 2424 の倍数であることを示しなさい。(2) p4p^4−1{}- 1 は 240240 の倍数であることを示しなさい。

つまずいたときは:
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答え

(1) p2p^2−1{}- 1=(p−1)(p+1){}= (p - 1)(p + 1) が 88 の倍数かつ 33 の倍数であることを示す。(2) p4p^4−1{}- 1=(p2−1)(p2+1){}= (p^2 - 1)(p^2 + 1) が 1616,33,55 の倍数であることを示す。

解説

(1) p2p^2−1{}- 1=(p−1)(p+1){}= (p - 1)(p + 1) です。

  • 88 の倍数:pp は 22 でない素数なので奇数です。pp−1{}- 1,pp+1{}+ 1 は連続する2つの偶数なので、一方は 44 の倍数です。よって (p−1)(p+1)(p - 1)(p + 1) は 2×42 \times 4=8{}= 8 の倍数です。
  • 33 の倍数:連続する3つの整数 pp−1{}- 1,pp,pp+1{}+ 1 の中に 33 の倍数が1つあります。pp は 33 でない素数なので 33 の倍数ではなく、pp−1{}- 1 か pp+1{}+ 1 が 33 の倍数です。

88 と 33 は互いに素なので、p2p^2−1{}- 1 は 2424 の倍数です。(証明終)

(2) p4p^4−1{}- 1=(p2−1)(p2+1){}= (p^2 - 1)(p^2 + 1) です。

  • 1616 の倍数と 33 の倍数:(1) より p2p^2−1{}- 1 は 88 の倍数かつ 33 の倍数です。pp が奇数なので p2p^2+1{}+ 1 は偶数です。よって p4p^4−1{}- 1 は 8×28 \times 2=16{}= 16 の倍数で、33 の倍数でもあります。
  • 55 の倍数:pp は 55 でない素数なので、55 で割った余りは 00 ではありません。pp=5k{}= 5k±1{}\pm 1 のとき p2p^2=25k2{}= 25k^2±10k{}\pm 10k+1{}+ 1 で p2p^2−1{}- 1 が 55 の倍数、pp=5k{}= 5k±2{}\pm 2 のとき p2p^2=25k2{}= 25k^2±20k{}\pm 20k+4{}+ 4 で p2p^2+1{}+ 1 が 55 の倍数です(複号同順)。

1616,33,55 はどの2つも互いに素なので、p4p^4−1{}- 1 は 16×3×516 \times 3 \times 5=240{}= 240 の倍数です。(証明終)

条件が「77 以上」なのは、pp=5{}= 5 では 545^4−1{}- 1=624{}= 624 が 55 の倍数にならないからです((1) は pp=5{}= 5 でも成り立ちます)。

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問18 ★★★

x2x^2−2xy{}- 2xy+3y2{}+ 3y^2=9{}= 9 を満たす整数 xx,yy の組をすべて求めなさい。

つまずいたときは:
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答え

(x, y)(x,\ y)=(3, 0),{}= (3,\ 0), (−3, 0),\ (-3,\ 0), (1, 2),\ (1,\ 2), (3, 2),\ (3,\ 2), (−1, −2),\ (-1,\ -2), (−3, −2)\ (-3,\ -2)

解説

xx について平方完成すると

(x−y)2\displaystyle (x - y)^2+2y2\displaystyle {}+ 2y^2=9\displaystyle {}= 9

(x−y)2(x - y)^2≧0{}\geqq 0 なので 2y22y^2≦9{}\leqq 9、つまり y2y^2≦92{}\leqq \dfrac{9}{2} です。yy は整数なので yy=0,{}= 0, ±1,{}\ \pm 1, ±2{}\ \pm 2 に絞られます。

  • yy=0{}= 0 のとき:x2x^2=9{}= 9 より xx=±3{}= \pm 3
  • yy=±1{}= \pm 1 のとき:(x−y)2(x - y)^2=7{}= 7 ですが、77 は平方数でないので、整数 xx はありません。
  • yy=2{}= 2 のとき:(x−2)2(x - 2)^2=1{}= 1 より xx−2{}- 2=±1{}= \pm 1、xx=1,{}= 1, 3\ 3
  • yy=−2{}= -2 のとき:(x+2)2(x + 2)^2=1{}= 1 より xx+2{}+ 2=±1{}= \pm 1、xx=−1,{}= -1, −3{}\ -3

よって

(x, y)=(3, 0),‾\displaystyle \underline{\rule[-0.25em]{0em}{1.0000em}(x,\ y) = (3,\ 0),} (−3, 0),‾\displaystyle \underline{\rule[-0.25em]{0em}{1.0000em}\ (-3,\ 0),} (1, 2),‾\displaystyle \underline{\rule[-0.25em]{0em}{1.0000em}\ (1,\ 2),} (3, 2),‾\displaystyle \underline{\rule[-0.25em]{0em}{1.0000em}\ (3,\ 2),} (−1, −2),‾\displaystyle \underline{\rule[-0.25em]{0em}{1.0000em}\ (-1,\ -2),} (−3, −2)‾\displaystyle \underline{\rule[-0.25em]{0em}{1.0000em}\ (-3,\ -2)}

「2乗の和=定数」の形にすると、各項が定数以下になることから、候補を有限個に絞れます。

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問19 ★★★

(1) 2x2^x+1{}+ 1=y2{}= y^2 を満たす自然数 xx,yy の組をすべて求めなさい。(2) 2x2^x+1{}+ 1=y3{}= y^3 を満たす自然数 xx,yy の組は存在しないことを示しなさい。

つまずいたときは:
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答え

(1) (x, y)(x,\ y)=(3, 3){}= (3,\ 3) (2) 2x2^x=(y−1)(y2+y+1){}= (y - 1)(y^2 + y + 1) で、y2y^2+y{}+ y+1{}+ 1 が 11 より大きい奇数になることから矛盾を導く。

解説

(1) 2x2^x=y2{}= y^2−1{}- 1=(y−1)(y+1){}= (y - 1)(y + 1) です。2x2^x+1{}+ 1≧3{}\geqq 3 より yy≧2{}\geqq 2 なので、yy−1{}- 1,yy+1{}+ 1 はともに正の整数です。

積が 2x2^x なので、yy−1{}- 1,yy+1{}+ 1 はどちらも 22 の累乗(素因数が 22 だけの数)です。yy−1{}- 1=2s{}= 2^s,yy+1{}+ 1=2u{}= 2^u(00≦s{}\leqq s<u{}< u)とおくと、差が 22 なので

2u\displaystyle 2^u−2s\displaystyle {}- 2^s=2s(2u−s−1)\displaystyle {}= 2^s\left(2^{u-s} - 1\right)=2\displaystyle {}= 2

2u−s2^{u-s}−1{}- 1 は奇数なので、2s2^s=2{}= 2,2u−s2^{u-s}−1{}- 1=1{}= 1 です。よって ss=1{}= 1,uu=2{}= 2 で、yy−1{}- 1=2{}= 2,yy+1{}+ 1=4{}= 4 より yy=3{}= 3、このとき 2x2^x=8{}= 8 で xx=3{}= 3 です。

(x, y)=(3, 3)‾\underline{(x,\ y) = (3,\ 3)}

(2) 自然数 xx,yy が存在すると仮定します。2x2^x=y3{}= y^3−1{}- 1=(y−1)(y2+y+1){}= (y - 1)(y^2 + y + 1) で、2x2^x+1{}+ 1≧3{}\geqq 3 より yy≧2{}\geqq 2 です。

y2y^2+y{}+ y+1{}+ 1=y(y+1){}= y(y + 1)+1{}+ 1 で、y(y+1)y(y + 1) は連続する2つの整数の積なので偶数です。よって y2y^2+y{}+ y+1{}+ 1 は奇数です。

y2y^2+y{}+ y+1{}+ 1 は 2x2^x の正の約数なので 22 の累乗ですが、奇数である 22 の累乗は 11 だけです。ところが yy≧2{}\geqq 2 より y2y^2+y{}+ y+1{}+ 1≧7{}\geqq 7 で、11 にはなりません。これは矛盾です。

よって、2x2^x+1{}+ 1=y3{}= y^3 を満たす自然数 xx,yy の組は存在しません。(証明終)

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問20 ★★★

2つの自然数 aa,bb(aa<b{}< b)について、最大公約数と最小公倍数の和が 175175、aa+b{}+ b=77{}= 77 であるとき、aa,bb を求めなさい。

つまずいたときは:
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答え

aa=21,{}= 21,bb=56{}= 56

解説

最大公約数を gg とし、aa=ga′{}= ga',bb=gb′{}= gb'(a′a',b′b' は互いに素な自然数で a′a'<b′{}< b')とおきます。最小公倍数は ga′b′ga'b' なので、条件は

g(1+a′b′)\displaystyle g(1 + a'b')=175,\displaystyle {}= 175,g(a′+b′)\displaystyle g(a' + b')=77\displaystyle {}= 77

gg は 175175=52⋅7{}= 5^2 \cdot 7 と 7777=7⋅11{}= 7 \cdot 11 の公約数なので、gg=1{}= 1 または gg=7{}= 7 です。

gg=1{}= 1 のとき a′a'+b′{}+ b'=77{}= 77,a′b′a'b'=174{}= 174 です。174174=2⋅3⋅29{}= 2 \cdot 3 \cdot 29 を2つの自然数の積に分ける組は (1, 174),(1,\ 174), (2, 87),\ (2,\ 87), (3, 58),\ (3,\ 58), (6, 29)\ (6,\ 29) で、和はそれぞれ 175,175, 89,\ 89, 61,\ 61, 35\ 35 です。和が 7777 になる組はないので、不適です。

gg=7{}= 7 のとき a′a'+b′{}+ b'=11{}= 11,a′b′a'b'=24{}= 24 です。2424 を2つの自然数の積に分ける組 (1, 24),(1,\ 24), (2, 12),\ (2,\ 12), (3, 8),\ (3,\ 8), (4, 6)\ (4,\ 6) のうち、和が 1111 になるのは (3, 8)(3,\ 8) だけで、33 と 88 は互いに素です。

よって aa=7×3{}= 7 \times 3,bb=7×8{}= 7 \times 8 より

a=21,‾\displaystyle \underline{\rule[-0.1944em]{0em}{0.8889em}a = 21,} b=56‾\displaystyle \underline{\rule[-0.1944em]{0em}{0.8889em}\ b = 56}

(確かめ)2121 と 5656 の最大公約数は 77、最小公倍数は 168168 で、77+168{}+ 168=175{}= 175 です。

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