問1 ★
(1) (2)
上の (1)(2) を、それぞれ 進法で表しなさい。
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(1) (2)
位の重みを掛けて足します。
(1)
(2)
目次 / 数検対策(準2級・2級・準1級) / 数検準2級
—— 整数の性質 第4章の「n 進法の表し方・変換・計算・底や数字の決定」を、数検準2級の出題形式で ——
数検準2級の「n 進法」の類題です。10 進法と n 進法の変換、16 進法と 2 進法、n 進法の小数と計算、けた数、底や各位の数字を求める問題、n 進法での倍数の判定、おもりの問題までを20問にまとめました。j11 だけは n 進法の循環小数(整数の性質 第6章)を使います。2次(数理技能)では、「$abcd_{(5)} = 125a + 25b + 5c + d$」のように位の重みを書き出してから式を立てることを練習します。
n 進法の問題は、まず「位の重み で展開した式」に直すと、10 進法の整数・方程式の問題として解けます。
難易度マークは ★=基礎、★★=標準、★★★=難問です。★から順に取り組みましょう。
問1 ★
(1) (2)
上の (1)(2) を、それぞれ 進法で表しなさい。
(1) (2)
位の重みを掛けて足します。
(1)
(2)
問2 ★
を (1) 進法 (2) 進法 で表しなさい。
(1) (2)
(1) で割り続けます。
余りを下から読んで です。(確かめ)
(2) , なので、 です。(確かめ)
問3 ★
を (1) 進法 (2) 進法 で表しなさい。
(1) (2)
は を表します。
(1)
(2) なので、 進法の けたを 進法の けたに置きかえます。
並べて先頭の を除き、 です。
問4 ★
(1) を 進法で表しなさい。(2) を 進法で表しなさい。
(1) (2)
(1)
(2) 整数部分は です。小数部分は を掛け続けます。
整数部分を上から読んで なので、 です。
問5 ★
(1) (2)
上の (1)(2) を計算し、答えをそれぞれ同じ 進法で表しなさい。
(1) (2)
(1) 一の位から、 になったら繰り上げて計算します。
よって です。(確かめ)
(2) 進法に直すと , で、積は です。,, より です。
問6 ★
,,, を小さい順に並べたものを求めなさい。
進法に直して比べます。
よって です。
問7 ★
進法で表すと けたになる自然数のうち、最大のものは 進法で である。 を求めなさい。
進法で けたになる最小の数は なので、 けたの最大の数は です。
より 、よって です。(確かめ)
問8 ★
を (1) 進法 (2) 進法 で表すと、それぞれ何けたになるか求めなさい。
(1) けた (2) けた
(1) なので、 進法では の後に が 個並びます。よって です。
(2) , なので です。よって です。( で、最上位の数字は です。)
問9 ★★
,,, を 以上 以下の整数とし、 とする。(1) 進法で表された数 が の倍数であることと、 が の倍数であることは同じであることを示しなさい。(2) と のうち、 の倍数であるものを求めなさい。
(1) から示す。(2)
(1) 位の重みで展開し、 の倍数を取り出します。
は の倍数なので、 と の差は の倍数です。よって、一方が の倍数であれば他方も の倍数です。(証明終)
(2) (1) の判定を使います。
よって です。(確かめ),
進法で の倍数を交互の和で判定するのと同じしくみで、 進法では の倍数が判定できます。
問10 ★★
分数 を 進法, 進法, 進法, 進法, 進法 で表すとき、有限小数になるものをすべて求めなさい。また、その理由を示しなさい。
進法と 進法( が 進法で有限小数 が の倍数となる がある)
有限小数になる条件 が 進法で小数第 位までの有限小数になるのは、ある整数 で と書けるときです。
つまり「 が の倍数になる自然数 があるか」を調べます。
よって、有限小数になるのは です。
が と の両方を素因数にもつことが条件で、 進法で有限小数になる分数の条件(分母の素因数が と だけ)を、底 に広げたものです。
問11 ★★
(1) 進法の循環小数 を、 進法の既約分数で表しなさい。(2) を 進法の小数で表しなさい。
(1) (2)
(1) とおきます。 進法では を掛けると小数点が けた右へずれるので
辺ごとに引くと、循環する部分が消えて です。よって です。
(2) を掛け続けて、整数部分を取り出します。
小数部分が最初の に戻ったので、以後は がくり返されます。よって です。
(確かめ)(1) と同じ方法で です。
問12 ★★
, を 以上 以下の整数とする。(1) 進法で表された2けたの数 と、数字を入れかえた の差 は、 の倍数であることを示しなさい。(2) が 進法で となる , の組をすべて求めなさい。
(1) から示す。(2)
(1) 位の重みで展開すると
は整数なので、差は の倍数です。(証明終)
(2) (1) より 、つまり です。 かつ より なので
(確かめ),
進法で「2けたの数と入れかえた数の差は の倍数」になるのと同じで、 進法では の倍数になります。
問13 ★★
ある 進法で、等式 が成り立つ。 を求めなさい。
数字 が使われているので、 です。
進法で表すと、,, なので
より は適さないので、 です。
(確かめ),,
問14 ★★
g, g, g, g, のように、 g から始めて 倍ずつ重くなるおもりが 個ずつある。これを軽いものから順に何個か用意し、天秤の一方の皿に品物、もう一方の皿におもりだけをのせて、 g から g までのすべての整数の重さを量れるようにしたい。(1) 用意するおもりの最小の個数を求めなさい。(2) (1) のおもりで g の品物を量るとき、のせるおもりをすべて求めなさい。
(1) 個 (2) g, g, g, g, g, g
(1) 個用意したとき、おもりは g で、合計は
これより重いものは量れないので、 が必要です。, より です。
逆に のとき、 以上 以下の整数 は 進法で けた以下で表せます。 の 進法で数字が である位の g のおもりをのせれば、ちょうど g になります。よって g までのすべての重さが量れ、最小の個数は です。
(2) を 進法で表します。大きい の累乗から引いていくと
なので です。のせるおもりは ,,,,, です。
問15 ★★
進法で表すと けたになり、数字 がちょうど 個現れる自然数を考える。このような自然数の個数と、それらすべての和を 進法で求めなさい。
個数 個,和
個数 けたなので、最上位( の位)の数字は です。残りの つの位(〜 の位)から、数字が になる つの位を選ぶので
和 位ごとに、数字 が何回現れるかを数えます。
よって和は
(確かめ)最小は 、最大は で、平均 はその間にあります。
問16 ★★
以上の整数 について、 進法の小数 が 進法で に等しいとき、 を求めなさい。
位の重みで展開すると
これが に等しいので
は 以上の整数なので は適さず、 です。
(確かめ)
問17 ★★★
g, g, g, g のおもりが 個ずつある。天秤の左の皿に品物をのせ、おもりは左右どちらの皿にのせてもよいとする。(1) g から g までのすべての整数の重さが量れることを示しなさい。(2) g の品物を量るとき、左右の皿にのせるおもりをそれぞれ求めなさい。
(1) を 進法で表し、各位の数字から を引くと、 が に を掛けた和で表せることを示す。(2) 左の皿に g、右の皿に g と g
右の皿のおもりを 、左の皿(品物と同じ側)のおもりを 、使わないおもりを と数えると、つり合う条件は
(,,, はそれぞれ ,, のどれか)と書けることです。
(1) とし、 とおきます。 で、 なので、 は 進法で けた以下です。
と表せます( けたに満たない位は とします)。一方、 なので
とおくと、 は のどれかです。よって g から g までのすべての整数の重さが量れます。(証明終)
(2) を 進法で表すと、,, より です。各位から を引くと
よって左の皿に 、右の皿に と をのせます。(確かめ)左は g、右は g でつり合います。
を数字に使う 進法は「平衡三進法」と呼ばれ、 g で g まで量れます。
問18 ★★★
(1) 以上のどの整数 についても、 は平方数であることを示しなさい。(2) 以上のどの整数 についても、 は平方数でないことを示しなさい。(3) のとき、 が平方数となる を求めなさい。
(1) (2) から示す。(3) ()
(1) 数字 を使うので です。
は整数なので、 は平方数です。(証明終)
(2) です。 より
は連続する2つの平方数 と の間にあるので、平方数ではありません。(証明終)
(3) 因数分解すると
と の公約数を とします。 なので、 は の約数です。
平方数になるのは だけです。よって です。
(参考) が奇数のときは , の形が必要になり、(,)がこれに当たります。
問19 ★★★
から までの自然数をすべて 進法で表す。(1) 現れる数字 の個数の合計を求めなさい。(2) 現れるすべての数字の和を求めなさい。
(1) 個 (2)
です。 から までの 個の整数を、先頭に を補って 〜 の けたで表します。補った や、 そのものは、数字 の個数にも数字の和にも影響しません。
けたの各位には のどれでも入り、並びは 通りですべて異なる整数に対応します。ある位を つの数字に固定すると、残り つの位の入れ方は 通りです。つまり、どの位にもどの数字も 回ずつ現れます。
(1) 数字 は各位に 回ずつ、 つの位で
(2) つの位に現れる数字の和は で、 つの位で
(確かめ) から まで( けたまで)で同じように数えると、数字の和は です。実際 で一致します。
問20 ★★★
を 進法で表すと けたになり、一の位の数字が になる。このような 以上の整数 をすべて求めなさい。
3けたになる条件 です。
よって です。
一の位が 1 になる条件 進法の一の位の数字は、 で割った余りです。余りが なので 、つまり は の約数です。
の正の約数は で、このうち を満たすのは
(確かめ)()、()、、()です。
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